「子供の頃に背が低いと高校生でも身長が低い」という現実

 

「うちの子供は周りの子よりも身長がちょっと低めかも?」
「でも、たぶん身長が伸びるタイミングが違うだけで、そのうち伸びてくるはず」
そんな風に考えて、子供の身長が低くくても何もせずに放置してしまっている親御さんがいます。

子供の身長

実は、この「そのうち伸びるだろう」という楽観的な考え方によって、結果的に子供の身長を伸ばすチャンスを放棄してしまっている可能性が大なのです。

 

子供の身長がどういう理由で伸びるのか、他の子供に比べて身長が低いのは何が原因なのか?
それは、単に、偶然や遺伝ではなく、医学的に解明されているのです。

 

子供の身長が将来何センチまで伸びるのか?かなりの確率で予測できますし、医学的な根拠に基づいて、身長を伸ばすことも可能です。

 

子供の身長が平均より低いとか、背の伸びが悪い場合、どうすれば身長が伸びるのか?
ちゃんと具体的な方策を立てることが可能なのです。

 

たとえば子供が、小学校1年生(7歳)の男の子で、現在の身長が115センチだった場合を考えます。
7歳の男の子の平均身長は119.6センチなので、その子の身長は平均より4.6センチ低いことになります。
そして、そのまま何もしないで放置すれば、その子は年齢を重ねても平均身長より4〜5センチ低いままでしょう。
最終的に、17歳〜18歳の高校生になったときにも平均身長より低いまま、164.9センチ前後でとまってしまう可能性が高いです。

 

さらに、もしその子が、好き嫌いが多い偏食傾向の子供だったり、あまり食べない少食の子供だった場合には、身長の伸びはさらに悪くなります。
少食の子は、好き嫌いなく普通に食べる子に比べて、1年間に1センチ程度、背の伸びが悪くなるのです。

 

つまり、子供が、7歳のときに平均身長より4.6センチ低く、さらに偏食・少食だった場合には、その子が成長していくにつれ、8歳で5.6センチ、9歳で6.6センチと、平均身長との差は毎日1センチずつ広がってしまうのです。

 

食事の習慣だけでなく、睡眠不足やストレスの多い生活環境の場合にも、同じように背の伸びは悪くなります。

 

 

男女別・年齢別・子供の平均身長

(単位:cm)

男子 女子
0歳 49.0 48.4
1歳 74.9 73.1
2歳 85.5 84.5
3歳 93.2 92.1
4歳 100.4 99.4
5歳 106.6 106.2
6歳 113.3 112.3
7歳 119..6 118.8
8歳 125.3 124.6
9歳 130.9 130.5
10歳 136.4 136.9
11歳 142.2 143.7
12歳 149.1 149.6
13歳 156.5 153.6
14歳 162.8 156.0
15歳 167.1 157.1
16歳 169.4 157.1
17歳 170.5 157.9

 

さらに子供の思春期が通常より早く始まった場合にも、身長の伸びは遅くなります。
思春期の開始が1年早まると最終身長は予定よりマイナス5.0センチ程度、2年早ければマイナス10センチも低くなってしまいます。

子供の身長を伸ばすには?

ただ、子供の思春期がいつ始まるのかは、わかりませんし、わかったとしてもそれを遅くしようとしても実際は難しいでしょう。
ですので、思春期かが始まる前の、できるだけ早くに身長を伸ばす対策をとる必要があるのです。

 

このように、「小さいときに他の子供より身長が低くても、きっと後から背が伸びるだろう」というのは、根拠のない話です。
実際には、周りの子供たちも同じように成長しているので、小さいうちについた差を挽回して後から追いつことするのは、簡単なことではありません。

 

医学の研究によって、4歳の時点で小さい子供は、最終身長も小さい可能性の高いことがわかっています。
つまり、幼少時や学童期に背の低い子供は、高校生になっても身長が低いままであるのが普通なのです。

 

小さい時に身長が低い子供は、そのまま何もしないで放置しておくと、年齢を重ねても身長が伸びる可能性は低いのです。

 

子供の身長を伸ばすためには、現実を見据えた対策をとることが必要なのです。